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誠に申し訳ありません、再度の移転を検討中です

現在利用しているホスティング・サービスのサーバ、およびウェブログのシステム自体が、このところ再び極度に不安定になっている。サービス提供者から「抜本的な改善策」実施の予定がある旨、公式に2004年12月21日付でアナウンスされてはいるものの、残念ながらその対策の詳しい内容や日程はまだ公表されていない 〔本稿公開後に04年12月27日付でアナウンスされた。本稿末尾を参照されたい〕。利用者側としては不安を覚える。まして、拙サイトをご訪問くださる方には、閲覧を試みてさんざ待たされた挙句に結局何も表示されないなど、たびたび多大なご迷惑をおかけしている。誠に申し訳ありません。

ここで自分がもっと気軽な性質(たち)でまた実際の行動も身軽であれば、とうの昔に代替のサイトを開設しているだろう。しかし今回はいささか腰が重いし、気も重い。それは、第一に拙サイトはすでに現在のホスティング・サービスで2カ所目であること、第二に自分がこれまで書いてウェブ上で公開してきた駄文を私自身が“中途半端に後生大事に思っている”こと、の2点に起因している。

サイト移転に関して気が進まない理由を二つに分けてはみたが、とどのつまりは「自分の書いた駄文は彷徨してまでウェブ上に置いておくほどのものか」ということだ……と言ってしまうと身も蓋もないだろうか。これまで公開した総数80篇強の拙稿を本気で大切にするなら、自分専用のドメインを取得したうえでサーバを借りるなり自分で設置するなどして、できるだけ安定した場所をウェブ上に確保すべきだ。実際にそうすることも幾度か検討した。しかし踏み切れていない。「中途半端に後生大事に思っている」と上で書いた所以だ。

それとは別に、これまで拙文に対してコメントやトラックバックを寄せていただいた方々に申し訳ないと思う気持ちがある。私は、とくにコメントは書いてくださった方のものだと考えているので、サイト運営者たる自分の都合で移った場合、頂戴したコメントまで著者の許諾なく一緒に移すことはしたくないと考えている(トラックバックは扱いが難しいが、以前のホスティング・サービスからここへ移転した際には、手作業で当該稿にトラックバック元へリンクを張った)。前回の移転で移転告知記事にコメント移転許諾のお願いを記したのはこうした考え方によったのだが、これには明示的な許可を一度もいただけなかった。それも当然で、そんなことはコメント著者にとっては手間がかかるばかりで、またコメントをくださった方でもう拙サイトを訪問しておられない方もある。この文脈では、どんな事情によるにせよ、そもそも移転するサイト運営者側が勝手で決定的に悪いのだ。

反面、ウェブサイトはやはり一種の“家”か、あるいは歳月を重ねて成長する樹木のようなもので、お寄せいただいたコメントやトラックバックは来訪の軌跡、年輪に相当する。実際にこうして拙いながら1年弱のあいだサイトを開設してみて、そういう感じが抜きがたくある。コメントやトラックバックを省いて拙稿のみの移設しかできないという私の上述のやり方では、移るたびに温もりも人気(ひとけ)もないところへゼロから住み始めることになり、サイト運営者としては味気ないかぎりだ……しかし、こうした感傷もまた私の身勝手というものだろう。

結局、最終的な決断を下せず煮え切らぬまま、現在このサイトを置かせてもらっているホスティング・サービス側による対策の実施を待ち、その効果のほどを見極める、ということにさせていただきたい。実はすでに2度目の移転先への旧稿すべての移設も済ませたが、そちらも無料レンタル・サービスで、長期的な見通しについてはいかなる保証もない。当面、新規に記事を投稿する場合はこちらで行なうつもりです。ご訪問くださる方にはひき続きご迷惑をおかけすることになり、大変恐縮ですが、何卒ご諒解のほどお願い申し上げます。

末筆ながら、年末にあたり今年1年間、随時あるいは定期のいずれを問わず駄文を読んでいただいた方々に厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

……と書いてしまうとこれで年内は最後ということになりそうですが、年末年始、時間ができるのでまた何か書けるかもしれません。拙稿に緊急性や即時性があったためしはほとんどないので、サーバとプログラムの機嫌を伺いつつ、不調の場合は投稿できる機会を気長に待って、随時公開したいと考えています。どうか、重ねてよろしくお願いいたします。

〔2004年12月28日追記〕本稿冒頭に「対策の詳しい内容や予定はまだ公表されていない」と書いたが、そのわずかな時間後、27日真夜中前に公式アナウンスがあった。これによれば新年1月7日(金)早朝と1月17日(月)午後の2回に分けてメンテナンス実施、メンテナンスの間サービスは一時停止予定の由。ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。〔04年12月28日追記終〕

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Comments
こんにちは。
レンタルサーバーを私は先日乗り換えました。結構面倒でした。ディレクトリの構成を変えてしまったので、アクセスログを見るとエラーが続出しています。
余り準備せず、思い付きで移行すると結構大変だ、という教訓を得ました。
kenyama
| kenyama | 2004/12/28 12:15 PM |
kenyama さん、お久しぶりです。

小規模なものですがサーバの管理をしばらくしていたことがあります。その経験を通じて得た教訓は、「計算機は、優れた管理者がいる場所で、その管理者と十分に意思疎通ができる一般ユーザとして使うに限る」というものでした。

私はMTなどのウェブログ・ツールを自分でインストールして使用したことはありませんが、或る意味で計算機システム管理と似通った配慮と負担が必要なのではないかと想像しています。HTMLテンプレートやCSSの調整くらいは自分でやるにしても、システム管理相当のことまでするのは大変だと感じているのも、本文で「中途半端」と書いた理由のひとつになっています。

要はものぐさというだけなのですが……(苦笑)
| moondial | 2004/12/28 8:33 PM |
moondial さん、おひさしぶりです。 ユリウスです。

また、お引越しの検討とか、ビックリしています。

小生はlivedoorのサービスが不満ながらも、まだ相変わらず同じところににいます。たまにBlogの運用担当者を叱り飛ばしたりすることもありますが、それでもあんまりよくなりません。この会社は顧客満足度をどう考えているのだろうと訝っています。(著作権関係は未解決のままですが、いざとなれば、今の法律で戦うつもり)

さて、現在のサービスは100Mbの制限がある(旧いデータから消えていくそうです)ので、そうなる前にシッカリした運営をしているサーバーを借りて、独自ドメインを持ちたいと思っていますが、コメントやトラックバックのことを考えると辛いものがあります。

独自ドメイン内に、MTをインストールして、十分実験をしてから実行に移したいと考えています。時期は一年ぐらい先でしょうか。
基本的にあんまりサイト運営には労力をかけたくありませんのでoondaial
さんの貴重な経験を参考にさせていただきたいと思っています。

今後ともどうかよろしく

| ユリウス | 2004/12/30 7:28 PM |
ユリウスさん、エントリはいつも拝読しておりますが、こちらこそ大変ご無沙汰して申し訳ありません。

前回の移転は、ユリウスさんにも貴重なご助言を頂戴した著作権関係で大事をとったのですが、今回はサーバやウェブログ・システムの不安定さの問題で、あちらを立てればこちらが立たず、なかなかむずかしいものだと頭を痛めています。

もっともここ数日みたかぎりでは、現在のホスティング・サービスはかなり調子が回復している印象を受けるので、このままの状態でいけば2度目の移転はしなくとも済むかもしれません。(しかしこれまでのこのサービスのさんざんな“実績”を考えると、むやみに期待はできないのが残念ですが……)

コメント・トラックバックの扱いについては、私も本文で書きましたが非常にむずかしいですね。この点があるので(前回もそうでしたが今回も)できれば移転したくないと考えています。

また、ネットワークの速度を考えると、サーバは自宅に設置するよりも経路的に“上流”に近いところでレンタルするのが一番現実的な方策だと思いますが、これも実際にちょっと検索しただけで様々な問題があるようですね。ただ、ユリウスさんの場合はすでに独自ドメインを取得していらっしゃるので、信頼できるレンタル・サーバが見つかればきっとスムーズに移行できるのではないでしょうか。

私のほうこそまたいろいろご教示・ご助言を頂戴できればありがたく存じます。今後ともよろしくお願いいたします。
| moondial | 2004/12/30 10:35 PM |
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本サイトは2005年2月15日付でこちらへ移転しました。

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